2012年4月19日木曜日

アメリカ大学留学経験/New England College/Art-Graphic Design/平川周太


留学は私にとって古い自分の破壊と新しい自分の創造


【名前/フリガナ】平川 周太 / ヒラカワ シュウタ
【職業】在米日系IT企業営業、グラフィックデザイナー、企画屋
【留学先(国/都市)】アメリカ合衆国 / New Hampshire
【学校】New England College
【入学年度】2005年9月
【卒業年度】2010年5月
【専攻/副専攻】Art Graphic Design
【課外活動】International Student Association / Party時の盛り上げ担当
【SNS URL】Twitter: https://twitter.com/#!/shuuuty
                         Facebook: https://www.facebook.com/shuuuty

◇ 留学のきっかけを教えてください

小さい頃からなんとなく「大きくなったらアメリカに行く」という感覚はありました。俗に言う「アメリカに呼ばれている感」です。

でも、直接のきっかけになったのは高2の夏休みを使ってしたヨーロッパ一人旅ですね。生まれて初めて誰にも頼ることは出来ない、自分ですべて判断して決断して行動していかなければならないという状況の中で、「へたくそな英語でも世界をサバイバルできる!」という感覚を覚えました。

案の定、帰国後は国外へ想いは強くなる一方でした。それ以降は両親の支援にも恵まれたので、自然と世界中の同年代の奴らと切磋琢磨できるアメリカ大学留学という選択肢が自分の中に生まれました。

◆ 留学先の学校について教えてください 

アメリカでもド田舎にカテゴライズされるニューハンプシャー州。そこにひっそり存在する総生徒数1000人ちょいの小さな大学には世界中からの留学生がごったがえしていました。ちょっとした持て余した時間に寄るお洒落なカフェや、週末遊びに行くクラブなどももちろんありません。そんな環境に、あれだけごちゃごちゃの人種がいるわけです(約50カ国)。

短期留学や1年程度の交換留学では本当の意味で感覚に染込むというレベルまでにはなりません。大学4年間(僕は5年間でしたが…笑)を奴らと一緒に生活して、コミュニケーションをとって、酒を酌み交わすだけで自分の「日本人の枠」なんてすぐ外れてしまいます。逆になんにもない環境だったからこそ、そこにいる人たちと絡むことで生まれる感情や新しい感覚、国外に一人で出たからこそ得れた自分なりの自分への答え。それを得たくて留学したんだなと卒業の時に、やっと気づけました。



◇  留学中に学んだことを教えてください    

周囲へのアピール力の重要性。タイムマネージメント力。伝わる英語。
クラスをいかにスキップせずに、課題をこなして、自分の考えや実力をアピールするか。
トータルでの自分自身のブランディングを考える肥やしになったことは確か。
綺麗な発音で話す英語なんていりません。理解し合えればオッケーです。

  留学中に経験されたことを教えてください

僕の場合は本業の学業面ではなく、週末キャンパス内各所で開かれているパーティーでいかに爪痕を残すかに命をかけていたというところに尽きると思います。あれだけ色んな国からキャラの濃い奴らが山ほどいるわけです。

「何としてでも、自分のことを覚えさせてやる!」これだけが僕の中に使命感のようにありました。英語での会話力も低い留学最初の頃は、「パーティーに行ったら誰よりも早く酔い、誰よりも早くはっちゃける」ということを自分への課題としていました。

翌日以降は、自分は覚えてないにもかかわらず(酔っぱらっていたから…笑)見知らぬ奴らが自分のことを知ってくれていて、めっちゃ気に入ってくれているわけです。これを僕は「世界共通で酔っぱらっておもろい奴はとりあえず気にいられる法則」と呼んでいます。そうして友達を増やして、お互いを理解する機会を逃さないことに命をかけていました。気に入られたらこっちのもんです。仲はゆっくり深めればいいんです。


◇ 現在行っていることや、夢や目標を教えてください

縁に恵まれ現在は、米国(サンフランシスコ)に設立したばかりの日系企業を軌道に載せるための事業の協力をさせて頂いています。日本企業とアメリカ企業をつなげて、10年先のイノベーションを生むのを目標に日々刺激的な環境に身を置けています。

個人的に愛するロサンゼルスに基地をかまえ、日本&LA&その他の国を飛び回って仕事と遊びを両立するライフスタイルを確立することが今の目標です。絶対実現させますけど!

  留学仲間へのメッセージ

「日本を、日本の感覚を疑え。世界へ出ろ。」
これに尽きます。
今の日本は、黒船が来航して対応の仕方に戸惑ってあたふたしていた末期の徳川幕府時代と一緒です。古い考えしか持てない上の世代を、新しい世界対応の感覚を持ったこの時代に生きる僕たち志士が変えるべきです。志士=古い感覚にとらわれず、自分で得た経験に基づき決断し行動していける人たち、と思っています。歴史的に見ても内側から変わることが不可能な日本。いつの日か、日本の役に立つ存在になるのは外を知っている人です。日本が好きなら、日本を出ましょう。